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めざすは『詩心の復権』ー堺市市議会議員 成山 清司

◎ 平成19年12月13日(月)“「文教委員会そして与謝野晶子」”
  12月は定例議会の月。――
私は、文教委員会で、

    ①国語力の向上と朝の読書運動について、
    ②“与謝野晶子“について

  ――二点質問した。

今、日本の子供たちの学力が世界的に低下していることを受けて、その原因のひとつは国語力の低下に
あるのではないかと、問題を提議し、効果のある対策を要望した。

岩波書店の調査(現役教師100人への調査)によると、8割の教師が国語力が低下しているとし、
その大きな原因のひとつに「本を読まなくなったこと」をあげています。
また、「辞書を引かなくなったこと」を指摘する教師もいます。
また、数学者の藤原正彦氏は、よみうり新聞(12月6日付け・朝刊)で
「国語力こそ知的活動の基礎だ」
と述べられている。
こういう事例を引きながら質問を続けた。……

私は、国語力をつけるためには、本(活字)に親しむことが不可欠であり、読んで感じたことを書き、
それを今度は人に伝える――この繰り返しが国語力を高めていくのではないかとアピール。
その方法論として、いま小中学校で実施している“朝の読書運動”を深化させていくことが大事であり、
子供たちが楽しみながら続けられるよう要望した。

国語力を高める方策として、堺が生んだ大歌人「与謝野晶子」を通して、和歌を覚え、和歌のリズムを生命に沁み込ませ、そして和歌を作ることが一番ではないかと思う。
これは、国語力のみならず、生きていくのに不可欠な生命力まで拡大させていくように思う。
そして、子供たちの素晴らしい和歌を、与謝野晶子の命日「“白桜忌(5月29日)”に、
世界に発信してはどうかと提案――。また、その詩心は、ひろがりが大事だとアピール――。
そして、学校(府立泉陽高校)の後輩として、所縁(ゆかり)のある通りを“与謝野晶子通り”としては
どうかと提案をした。

質問の最後に、与謝野晶子の有名な次の一首を詠んだ。

「劫初(ごうしょ)より作りいとなむ殿堂に
     われも黄金(こがね)の  釘一つ打つ」


……そして、子供を慈しみ育てていく教育という大事業に、 堺市独自の黄金の釘を確実に、
一つまた一つと、打ち込んでいただけるよう要望して質問を締めくくった。

国語力は、学力という範疇を飛び越えて、人間力につながっているように思えてならない。……
そこで、今日の一首――。
  

◎ 平成19年11月27日(火)“「三ツ星」”
  今日のよみうり新聞朝刊、“よみうり時事川柳”に私の句が、久々に載った。
それも、☆印の優秀句だ。……
それも、私自身、気にいっている句なので、なおさらにうれしい。
という川柳で、「今話題のミシュランの三ツ星より、星が降る屋台
が一番だ」という句だ。
高いお金を出して、おいしいものを食べるのは当たり前のことで、
安くておいしいもの、安くてかけがえのない、いい気分にしてくれ
るところこそ本物の三ツ星だと思う。……

ビィクトル・ユゴーは、「大空よりも大きいは、心だ」という意味
のことを、述べているが、本当に光り輝いている星は、心の中にあ
って、自分自身は気づかないが、人には見えてくるものだと思う。……
冬のオリオン座の三ツ星のようにキラキラと輝く星を、
我が胸にいだきたいものだ。

◎ 平成19年11月16日(金)“「自転車駐輪問題」”
  今、都市が抱える大きな課題の一つは、自転車の駐輪問題だと思う。
人類は、手軽に移動出来る乗り物として、自転車を作りあげたが、自転
車が占める空間の確保にこれほどまでに、頭を痛めることは想定してい
なかったと思う。
堺市の玄関口、堺東も例外ではなく、「自転車の駐輪問題」が、堺東の
品格を決定づけるものだと思う。

先日、「自転車の駐輪問題」で、画期的な方法で、駐輪問題を解消した
東京目黒区の東横線・自由が丘駅前を視察した。
円筒状に地下を掘り、200台弱の自転車が全自動で瞬時に出入り出来
るシステムで、実際に自転車を収納してみて、その安全性とスピードに
驚いた。駐輪スペースを取る必要はなく、堺市でも、一考の余地は充分
あると思った。
やはり、何事も現場へ行き、自分の眼で確かめ、判断をし、そして、次
の行動を起すことの大事さを痛感した。

( 堺 東 )( 東京・自由が丘 )

先日、堺区向陵中町でも、長期間十数台の自転車が放置されていて、
歩道が塞がれているとの報告をもらい、すぐさま当局に伝えたところ、
歩道が完全にふさがれていることから、次の日に撤去していただいた。
1台の自転車の不法な駐輪が、次々と細胞分裂のように、不法駐輪自
転車が増殖していくのも、駐輪問題の難しさだと思う。
これからの都市問題は、自転車と人間の知恵との闘いかも知れない。
いや、「調和」でなくては解決しないかも知れない。……

この問題は、私のこれからの大きな課題であることは間違いない。
  

◎ 平成19年11月14日(水)“「菊香る」”
  今、我が家に、菊が咲き誇っている。……
知人の方からお預かりしているものだが、
それは、それは、見事なもので、その圧倒的な色彩と迫力に、
唯々、呆然とするばかりだ。
菊をお預かりしてからは、雨にも風にも気づかうこととなり、
なにやら子供さんを預かったような気分で、予想外の進展に
喜んでいる次第だ。
毎朝、この菊をながめる贅沢は、他に比べようもなく、
時間が経つのも忘れる程だ。
これほどの菊を育てた人の真心の深さに感動を覚える。

11日(日)堺文化財特別公開の最終日、山口家住宅を訪れた。
入場には、行列出来る程のにぎわいで、
文化財への関心の深さに驚いた。
「日本最古の町家ではないか」という説明を聞きながら、
黒光りする巨大な梁と天井の高さと土間の広さに、目をこらして
いると400年の歳月の中に自分が置かれていることに、不思議
さを覚えた。時間を飛び越えた感覚だ。
こういう感覚は、日常を生きていく上で、非常に大事なことのよう
に思う。

夕暮れの菊も見飽きない。……
菊の呼吸を感じる程に、その静謐さに驚く。……
菊も文化財の山口家住宅も、時間を飛び越えた感覚に酔うばかりだ。
それを、「感動」というのかも知れない。……
そういう生命のひろがりを「文化」というのかも知れない。……
  
( 山口家の庭園 )

◎ 平成19年1月31日(水)“「決 意」”
  今朝、冬の花に驚く。
ゴッホ云く“この世で一番美しい色は黄色だ」と。……
冬晴れの道に、色あざやか黄色の花を見つけて、足が止まる。
この真冬の寒風の中で、何か意志あるかのように、
その存在を堂々とアピールしているように思う。
「私は私だ」という意志。
「冬に負けてなるものか」という意志。
花に心というよりも、意志という強さを感じてならない。

今年は、大きな試練の年。――
自分の色で、自分をアピールしていきたい。
寒風に咲く花のように、自分の色を留めたい。
「冬に勝つ」という強い強い決意を持って、
まずは、寒風に挑みたい。

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