~めざすは詩心の復権~ 堺市市議会員 なり山きよしのホームページです。

めざすは『詩心の復権』ー堺市市議会議員 成山 清司

◎ 平成18年12月29日(金)“2006年・私のベスト1”
  2006年を、感動の数々で振り返りたい。
★スポーツ 今年1番の感動
日本ハム・八木投手の活躍(パの今年の新人王獲得)。

特に日本シリーズでの劣勢を跳ね除ける強気の投球。
勝利の流れを引き寄せた若武者の一念に感動!
「新しい世紀を開くのは青年の熱と力である」
という言葉を彷彿とさせる青年の活躍に胸躍る!
我が大学の後輩に大拍手!!

★絵画展・今年のベスト1
「ゴッホ展」。
3度見に行く。
ゴッホほど粘着力のある絵を描く画家はいないと思う。
作家で言えば太宰治のように、一度心に入り込んでくると棲みついてしまう画家である。
「夜のカフェテラス」、「糸杉と星の見える道」が今でも目に焼き付いている。
ゴッホの祈るような情念が伝わってくる。……
一度、ゴッホをたどる旅をしてみたい。

★邦画・今年のベスト1
「フラガール」

イギリスの炭鉱夫の誇りを描いた「ブラス」を彷彿させる傑作。
常磐炭田の凋落を嘆くことなく、フラダンスで徹底抗戦を挑んだ女性たちに感動。
ラストのヒロインのフラダンスに、涙が出る。
人間の誇りをうたう今年最高の日本映画だ。

★洋画・今年のベスト1
「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」の2部作

クリント・イーストウッドは視線のぶれない、
情に流されない監督だ。
その視線は、常にリアリズムに貫かれていて、
甘さはないが、感動は重い。
その彼が、戦争を描いた。やっぱり、凄い。凄すぎる。
「戦争は殺し合いだ」――その透徹したメッセージが、胸を貫く。
二作品ともラストがいい。
「父親たちの星条旗」――
若い米軍兵たちが泳ぎ、戯れるところで終わる。
こういう青年たちを殺すことが戦争だ!
その声が聞こえてくるラストだった。
「硫黄島からの手紙」――
日本兵士が身内に送った手紙が見つかるところで終わる。
映画が終わってすぐに席をたつ人は誰もいなかった。
文句なしの洋画ベスト1だ。

★「今年新聞に載った私の川柳で好きな川柳」
「凸凹(でこぼこ)の 理屈が妙に 暖かい」

理路整然とした理屈より、チョット矛盾した理屈の方が
人間味があるという川柳。
これからも人間臭い川柳を作りたい。

★「今年新聞に載った私の俳句で好きな俳句」
「春風って プリンの匂い しませんか」

ちょっと恥ずかしい句だが、
春の感じがする句で気にいっている句。
自由に、きままに、これからも作っていきたい。

★「今年一番感動した箴言」
   「つねに、夜明けのほうを
    開花のほうを
    誕生のほうを
    見ようではありませんか」
           ヴィクトル・ユゴー


      昨日より明日を見る。
      悲観より楽観。
すべての善の可能性を信じたい。

2007年も“いつ死んでもいい”
という最大の満足を得られる1年にしたい。

それらは、闘い続ける生命の中から生まれるものであり、
「感謝」の気持ちと共に湧き上がってくるものだと思う。
ともかくも、2006年――
すべての人に感謝!!
そして、女房に感謝!!
「お世話になりました。ありがとうございました」
「きょうの朝の堺市」

◎ 平成18年12月18日(月)“委員会質問”
  議員は質問が命である。――
質問は、市民の声を市に届けることであり、
又、自分のテーマを形にしていく大事な作業だ。
今日、総務財政委員会で質問をする。
財政面から、「IR活動について」と、
「文化施策の充実について」質問をする。
財政については、これからの市の資金調達は、市場から調達しない
ことには、成り立たない状況であり、市場に対してのIR活動が非
常に大事なので、その点について種々、質問。――
また、先日の合同IR説明会で配布された資料が、
カラー刷りでとても見やすく、また、グラフを使っての説明が主で、
解りやすいので、「市民の方にも公開するよう」質問をしたところ、
「現在、堺市のホームページからすぐIR関連にアクセスできるよ
う取り組んでいる」との答弁あり。
市場は,実にシビアであり、甘えは許されないところである。
民間と同じように第三者(市場)から評価され、その評価が資金調
達につながっていることから、全庁的な意識改革が必要だと訴える。

文化施策については、「東アジアの巨大古墳シンポジウム」の件と、
「堺から見た日本史・世界史の編さん」について質問。
この質問を通じて、文化施策の充実・拡大が、都市の質(クオリテ
ィー)を高めるものであり、それが、都市間競争に勝ち抜く要素で
あることを訴える。
「文化で栄える堺」という視点が大事だと思う。

また、堺市立文化館ギャラリーで開催されている「第8回堺市所蔵
美術作品展 現代日本画の美――松岡政信・鍵谷節子――」
を鑑賞
した感想と要望を当局にアピールする。
16日、文化館で著名なお二人の大作をみて、ただただ感動。
お二人に共通する生命の繊細さ、力強さと永遠なるものへの敬虔さ
に、時間の感覚を忘れる程、感動。――
こういう作品群を堺市が所蔵していることに誇りを覚えると共に、
宝の持ち腐れにならないよう、今後も市民の方々に公開していくこ
とが大事だと実感。――
この文化館の規模といい、設備といい、大事な作品を展示するには、
不具合なところもでてきており、政令指定都市にふさわしい、
文化館の拡充もしくは、新たな文化施設も視野に入れるべきではな
いかと、当局に訴える。

インドのタゴールの言を思う。
「偉大なる富も強大なる帝国もやがては塵芥(ちりあくた)と
なるであろうが、
精神の所産は不朽の価値を持っている」……

50年先、100年先の為にも、
これからも、文化事業の深化を、訴え続けたい。
 

◎ 平成18年12月10日(日)“私の一分(いちぶん)”
  今、話題の映画、“武士の一分”にちなんで作った私の川柳が、
よみうり時事川柳(12月10日・よみうり新聞朝刊)に載る。

「ぎりぎりの 家計簿に 妻の一分」
そもそも、一分(いちぶん)とは、広辞苑によると、
“一身の面目、または職責”とある。
家計のやりくりに家庭を支える妻の一分がある。
妻に感謝!、そういう句だ。
さて、私の一分は一体何なのか、……改めて思う。

余談だが……、
この映画“武士の一分”は、私の好きな藤沢周平氏の原作で、
ラストがとても感動的で、映画には打って付けの作品だと思う。
藤沢周平氏は、隠れたミステリーファンでもあり、
海外のミステリーを数多く読破され、
小説の面白さのエッセンスを掴んでおられたのだと思う。
また、藤沢周平氏は、俳人でもあり、
たくさんの優れた俳句を残されている。
文体の叙情性と切れ味は、俳句から生まれたのかも知れない。……
海坂藩(現・山形県鶴岡市)を舞台にした作品群の感動は、
これからも私たちの生命に生き続けることと思う。
ちなみに、私の好きな藤沢作品は、長編では “海鳴り”
短編集は“橋ものがたり”、連作シリーズでは“用心棒日月抄”だ。
それにしても、若すぎる死が惜しまれてならない。

さて、一分のことだが、あるエッセイに、こういう一文がある。
「哲学とは、何んの為に生きるかを自分で決めることだ。これだけは譲れないと信念を貫くことだ」と。
―― 要するに、一分とは、その人を貫く信念であり、哲学そのものであると思う。

またまた余談だが……,
今年度の年間ベストセラーの第1位が、藤原正彦氏の「国家の品格」に決まった。
この新書は、武士道を根底にした慎み深さ等が、
国家の品格を決めていくと訴えている。
是非はともかく、今の日本の哲学の無さを嘆く一書だ。
現在、それぞれに、一分が希薄になっていることは否めず、
津波のような情報に個が流されているように思えてならない。

今日、午前中、年末のボランティア活動でタオル・テレカ・古切手の収集のお手伝いをする。
年々、善意が広がり収集品が増えていくことに、感謝の思いで一杯だ。
人と人との助け合いほどありがたいものはない。
私の一分は、こういう「善なる民衆の側」に立つということ――。
論理の迷路に立ち入った時、まずは、「民衆という北斗七星」
方角を見定めて、自分の軌道を確かなものにしていきたい。
必死で集めて頂いたボランティアの品々を見て、そう思う。……

◎ 平成18年12月2日(土)“義姉(あね)の13回忌”
  今日は、義姉(あね)の命日、13回忌だ。
かつて私は、この日のことを、
「今年また 義姉の命日 虎落笛(もがりぶえ)」
と詠んだが、今日は、風もない、おだやかな日となった。

十二年前、義姉は、クモ膜下出血で急逝した。
あまりにも、急だった。突然過ぎた。
「亡くなる」ということを、脳細胞が理解出来ない状況だった。
呆然と立ち尽くすのみだった。……

享年、四十六歳だった。
三人の子供を残し、下の子は、中学二年生だった。
子供たちの泣き叫ぶ声が、今でも、耳朶に残っている。
「死ぬ」ということが、時と共に、少しづつ、
じわじわ、脳が理解し出して、
そして、その後から、喪失の悲しみが津波のように押し寄せてきた。
これほどの大きな悲しみがあろうとは、思ってもみなかった。……
ひざから崩れ落ちるような悲しみだった。……

やさしい義姉だった。北陸、羽咋の人だった。
飾り気のない純朴な人だった。そして、信念を持った人だった。

人の一生は、その長さにかかわらず、
どんな場合も四季があるという。――
義姉も、兄と二人でアメリカ旅行したり、
家族で旅行したり、春・夏の人生を楽しんだようにも思う。
それは、死に顔の安らかさでもうかがえた。……
葬儀が、すべて終わった頃、西の空は、
それは、それは、美しい夕焼けだった。
義姉の人生の終わりを象徴するような荘厳な夕焼けだった。

法事も和やかに進み、過去から未来へと話しが、弾んだ。
三人の子供たちにも、笑顔がこぼれた。
三人とも最高学府を出て、それぞれが、立派に成長した。
義姉の面影を残した長女が、次女が、陽気に笑う。
一瞬、義姉が笑っているように見えた。

▲このページのトップへ↑
Copyright (C) 2006-2012 Nariyama Kiyoshi.All Rights Reserved.